「私に 起きても 不思議じゃないよね。」
15年前 癌で亡くなった 大学時代の友人が 言いました。
病室のベッドで
学生時代と 少しも変わらない 穏やかな笑顔で。
私が どういう言葉を返したのか 覚えてはいませんが
おそらく 黙って 頷いたように 思います。
癌そのものよりも
自分の状況を 「自分に起きても 不思議ではない。」と
捉えて話す友人に 私は 打たれていました。
その後 癌は 肺から脳へ転移し・・・・・・・・
その年の内に 亡くなりました。
心穏やかになる 彼女との思い出が いくつも残っていて
私の内では 彼女は亡くなっていない 感覚があります。
ガイヤシンフォニー（地球交響曲）という本を
教えてくれたのも彼女でした。
（彼女からいただいたゴミ箱。 布の柄が好きで修理しながら大事にしています。）
（たかはし・りつこ、中標津カウンセリング心理カウンセラー＝北海道中標津町）
