急に白い空に変わり 薄い雪が 降って来た。
「名残り雪」・・・・しばし 目を上げて フゥ~と 一休み。

卒業生を送り出した 卒業式を 思い出す。
毎回 前の夫の母が縫ってくれた 「濃紺の袴」を 穿いた。
袴はしっとりと重さがあって 穿き心地よかった。
多分ウール100.
足首を出す穿き方は 好きではなく
長さに 拘って穿いた 若かった私。
あの「濃紺の袴」は どうしただろう??
・・・後輩の若い先生に あげたような気がする。
誰だったかも 思い出せない。
それほど 年月が経っているのだ。
フゥ~ 口をすぼめて 息を大きく吐く。
もう一度 鼻から深く吸って 口から大きく吐く。
これでいい ・・・と 落ち着く。
「名残り雪」は 思い出整理の誘い水?!
うん! なかなかいい。 自画自賛して
「名残り雪」を見ての 休憩タイム おしまい。
切り替えて お仕事へ。
(たかはし・りつこ、中標津カウンセリング心理カウンセラー=北海道中標津町)